粘性土地盤における滑動抵抗力について

擁壁底版の地盤が粘性土である構造計算において、擁壁工指針(平成24年度版)p.113の計算式より滑動の安全率を三軸圧縮試験結果の粘着力c=117kN/m2を用いて算出していたのですが、役所より、擁壁工指針p.70に記載されている「擁壁底面と地盤との付着力Cbは、施工時の地盤の乱れ等を考慮して決定する。」と書かれていることから、三軸圧縮試験結果の粘着力c=117kN/m2の値そのまま使うのではなく、施工時の地盤の乱れ等を考慮した値にできないか、または、そのままの値を使う根拠整理ができないか、指摘されています。
三軸圧縮試験結果の粘着力から施工時の地盤の乱れ等を考慮した計算方法、または試験の値をそのまま使用する根拠等は何かないでしょうか。

コメント

#10171

これまでCbを考慮した計算をしたことが無いのですが、
Cb ≠ C であるとの認識です。
擁壁工指針で突起を設ける場合(P115) C:基礎地盤の粘着力 との表現をしてますから。
滑動で断面が決まるようなら、①前面地盤の受働抵抗を考慮する ②突起を設ける のどちらかの
対策を取った方が良さそうです。

会検事案となると説明に困ると思います。

参考までに、chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.kouiki321.jp/machidukuri/download/file/09.pdf
には、Cb=2/3C との記述があります。
建築系ですが。