橋梁補修工法における断面修復工法の増厚について

橋梁補修工法における断面修復工法についての質問です。
比較的実績が多い工法として、修復対象箇所のコンクリートをはつり取り、断面修復材としてポリマーセメントモルタル(PCM)の充填が上げられます。
このとき、既設鉄筋のかぶり厚さが不足している場合の対策について、二つの方法を検討し基本方針を決定し関係者の指導に努めたいと考えています。
なお、かぶり厚さ不足とは、道路橋示方書・同解説に部材の種類毎に定められた鉄筋の最小かぶり(30mmや35mm)をいいます。
一つ目の方法は、道路橋示方書・同解説に基づき最小かぶり厚さを確保するものです。この場合、修復面は、既設構造物面より数cm突起することとなります。
この数cmの突起物は、剥離の実績やおそれがあると認識しています。
二つ目の方法は、道路橋床版の維持管理マニュアル2016付録に記述された「下面増厚工法」の考え方を準用して、既設構造物面と鉄筋との残かぶり厚さが10mm以上あれば、
修復面は既設構造物面に合わせるものです。ただし、道路橋床版の維持管理マニュアル2020では、下面増厚工法のかぶり厚さ10mmの考え方が削除されたようです。

そこで、改めて質問いたします。
道路橋床版の維持管理マニュアル2020から下面増厚工法のかぶり厚さ10mmの考え方が削除された理由をお聞かせ下さい。
また、修復工法の基本は、一つ目の方法である最小かぶり厚さ確保でしょうか。

長文の上、乱文、乱筆で大変恐縮ですが、何卒ご教示くださいますようよろしくお願いいたします。

処分費のt当たりからm3あたりの換算について

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公共工事の積算において、ある処分場でコンクリート殻(無筋)がtあたり¥2000となっていた場合、
これをm3当たりに換算するとき、いくらになるのでしょうか?

m3×2.35(比重)=tだと思うので、
m3あたりの単価を出すためには、¥2000÷2.35するものだと思っていたのですが、
どうやら違うようです。
初歩的な質問で申しわけないのですが、ご教示ください。

土被りの大きい山岳トンネルの覆工厚みと圧縮荷重について

最近土被りの大きい山岳トンネルの施工が話題になっています。以下しろうとからの質問をさせて頂きますので、どなたかご教示頂ければ幸いです。なお簡単のためトンネルは円柱状(パイプ状:トンネル覆工圧t(m))といたします。図の付け方がわかりませんでしたので、文章のみで失礼いたします。

質問1:トンネル覆工壁面(外壁面)に作用する土圧(圧縮荷重)は静水圧と同じ考え方をして宜しいのでしょうか。例えば地中1000mの深度の山岳トンネルを施工する場合(簡単のため山の凹凸は考えず地表面は平面とします)、トンネル覆工壁面(外壁面)に作用する土圧(圧縮荷重)は下記の考え方で宜しいでしょうか。
 1気圧×1000m÷10m×土の比重(2.7程度?)=270気圧=27(MPa)

質問2:円柱状のトンネル覆工の圧縮荷重を以下の式で算出しました。考え方はあっておりますか。
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『コンクリートのあと施工アンカー工法の設計・施工・維持管理指針(案)』の金属拡張アンカーの有効埋込み長さについて

『コンクリートのあと施工アンカー工法の設計・施工・維持管理指針(案)』(以下、本書とする)の「有効埋込み長さ」の定義について、有効水平投影面積や耐力式の計算結果が過去の設計の実績や参考資料から大きく異なっているように見受けられますので、見直しが必要ではないかと思います。
【参考資料編】には『【標準編】に示されている耐力式は,2005年に作成された,(一社)日本建築あと施工アンカー協会 あと施工アンカー設計指針(案)(以下JCAA指針と略記する)に採用されている耐力評価式をベースとして作成している.』 として、JCAA指針による設計の実績とその基となる実験結果を評価し、その上で耐力式の係数を設定されています。
しかしながらJCAA指針と本書では用語の定義で金属拡張アンカーについて「埋込み長さ」と「有効埋込み長さ」の用語の定義が大きく異なっているようです。
JCAA指針では
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小径コアの圧縮強度について

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先日、コンクリートの劣化についての講義を受講し、
圧縮強度試験の際、コア径を小さくすると圧縮強度が大きくなると講師の方が
おっしゃっていました。その場でなぜ大きくなるのか伺ったのですが
明確な回答が得られませんでした。

気になり、自分でも調べたのですが、
「小径コア強度のφ100mmコア圧縮強度への変換については、小径コアの
直径が小さいほど、φ100mmコアに比べて圧縮強度が大きくなるとの
研究報告と圧縮強度が小さくなるとの研究報告があり、必ずしも統一された
見解があるものではありません」という内容の記事を見つけました。
https://www.jpci.or.jp/eeee/v47/470218.pdf
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積算 矢板の圧入長

積算基準の矢板圧入の日当たり施工枚数について、
矢板圧入(継施工なし)では25m以下まで記載があると思いますが、
実際、継施工なしで25m施工できることなんてあるのでしょうか。
運搬上、無理な気もしますが積算基準に載ってるということはそういった、
25m程度の矢板を継施工なしで圧入した実例等があるのでしょうか。

現場打函渠の歩掛でウィング部支保工の計上について

現場打函渠の歩掛で呑口スパンや吐口スパンにはウィングが存在するものが多くみられますが、コンクリート数量にはこれを含むとなっています。
そうして、歩掛の説明の注)の1.には『上表は,現場打函渠(ボックスカルバートの1層2連まで,土被りが9m以下)のコンクリート打設,基礎 砕石,手摺先行型枠組足場,支保,型枠(はく離剤塗布及びケレン作業含む),養生(一般養生,特殊養生(練炭),特殊養生(シ゛ェットヒータ),仮囲い内シ゛ェットヒータ養生),圧送管の組立・撤去,目地材,止水板等,その施工に必要な全 ての機械・労務・材料費(損料等を含む)を含む。ただし,化粧型枠,冬期の施工での雪寒仮囲い等の特別な足場は含まない。』と書かれていることからボックスの内空の支保工だけではなくウィング部の支保工についても歩掛に含んでいると捉えられますが、中間スパンとウィング付きスパンとでは支保工の施工費に大きく差が生じてしまいます。
国交省のパッケージ歩掛にはウィング部の支保工も含まれているのでしょうか?別途7計上するのが正しいのでしょうか?