FEM講習会に参加して

1. FEM講習会に参加して、疑問に思ったこと
 
 1) 理論的背景は、確立しているものとして、拝聴させていただき
   ました。
    計算値と実験値との整合性、実物観測データと計算値の比較
   等の結果からすると、まだ、実構造物の設計に適用するのは、
   無理なのではないかという疑問がわいてきました。
    限定的な細部設計のみに使用すのがだとうなのでしょうか。

 2) 実設計に適用するためには、どのような問題があるのでしょうか。

鉄筋のかぶり(管理値)について

共通仕様書(土木工事施工管理基準及び規格値)p82・83に記述のある鉄筋のかぶりの規格値に±φかつ最小かぶりとありますが、±φの対象となる鉄筋はどの鉄筋になるのか、また主鉄筋の外側に配力筋が交差してある場合等はどのように考えたら良いのか良く分かりません。2002年コンクリート標準示方書(構造性能照査編)p121に記述のある「異形鉄筋を束ねて配置する場合は、束ねた鉄筋をその断面積の和に等しい断面積の1本の鉄筋と考えて、鉄筋直径を求めてよい」ともありますが交差した鉄筋の場合もこの記述に当てはめて考えてもいいのでしょうか?回答をお願い致します。

骨材試験(石炭、亜炭等で密度1.95g/?3の液体に浮くもの)について

コンクリート標準示方書2002(施工編)細骨材の検査(表11.3.3、p166)及び粗骨材の検査(表11.3.4、p167)の「石炭、亜炭等で密度1.95g/?3の液体に浮くもの」の試験・検査方法は「JIS A 1141」で行う記載があります。一方、同書p64、6.2.4.4及びp69、6.2.5.4では、同試験を「JIS A 5308の付属書2」で行うようになっております。JISを調べると、「JIS A 1141」は”密度”、「JIS A 5308の付属書2」は”比重”の名称となっております。実際の試験を行う場合にはどちらのJISを採用すべきか見解をお願いします。

スペーサ

質問させていただきます。
コンクリート標準示方書[施工編]10.6.3鉄筋の組立の(4)に型枠に接するスペーサはモルタル製あるいはコンクリート製を使用することを原則とする。とありますが、レジンコンクリートはこれに属すと考えられますか?
 それは、どんな条件によるものからですか?
 一度、固まったモルタルとコンクリートが生コンと付着すると考えられるのでしょうか?
御助言いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

鉄筋かぶり決定の際、腐食性環境のうち化学的作用とは具体的にどのようなことですか

2002年制定 コンクリート標準示方書(構造性能照査編) P.121 上から8行目
9.2 かぶり(2) 腐食性環境の説明の中で化学的作用受ける環境 と記述がありますが、具体的に化学的作用とはどのような作用を想定すれば良いのか教えて下さい。
例えば、水質において塩酸が検知された等?

第293回コンクリートセミナーの開催について

セメント協会主催第293回コンクリートセミナー開催についてお知らせします。

名称:第293回コンクリートセミナー「診断・維持管理・補修補強,実務のポイント」
日時:2004年3月3日(水)9:20〜17:10
会場:ヤマハホール[東京都中央区銀座7-9-14]
受講料:\10,000
主催:社団法人 セメント協会
後援:国土交通省、農林水産省、(社)土木学会、(社)日本建築学会、(社)日本建設業団体連合会、
    (社)日本土木工業協会、(社)建設コンサルタンツ協会、(社)全国建設業協会、
    (社)日本コンクリート工学協会、(中)全国コンクリート製品協会、
    全国生コンクリート工業組合連合会、東日本旅客鉄道(株)
問合せ・申込先:(社)セメント協会 普及部門
     TEL03-3523-2705,E-mail:fukyu@jcassoc.or.jp

コンクリート中鉄筋自然電位

[事務局注: 原文のまま掲載しています]

施主からの自然電位判定方法としてJSCE−E601−2000に準拠とあり、
以下の判定例が記載されています。(以下、鉄筋自然電位:Eとする。)
施主特記仕様(JSCE)
 E<−350         :90%以上の確率で腐食あり
   −350≦E<−200  :不確定
          −200≦E:90%以上の確率で腐食なし
これは米国のASTM C876に基づくものと思われますが、
不等号の表示が若干ちがいます。
ASTM
 E≦−350         :90%以上の確率で腐食あり
   −350<E≦−200  :不確定
          −200<E:90%以上の確率で腐食なし
細かなことなのですが、単なる施主側の転記ミスか否か、
JSCEの記載内容確認したいのです。

型枠セパレータのPコーンの穴埋めについて

土木工事共通仕様書の無筋、鉄筋コンクリートの章で、型枠取り外し後、型枠締め付け材等により生じたコンクリト面の穴は隙間のないように補修する[編集部注: 5-4-3 型枠の2.項]と記述されている。しかし、最近の施工では、Pコーンの穴埋めを無収縮モルタルで施工しても、3ミリほどのくぼみが壁面全面にできる。Pコーンの材質によっては、1ミリ程度に仕上がるものもある。これらのくぼみは平滑にコテ仕上げする必要はないですか。

収縮について

コンクリート標準示方書性能照査編(2002)における収縮について
3.2.8の(解3.2.3)においてRH=75(%),V/S=175(mm),W=163(kg/m3)とした場合の収縮歪みの最終値ε’shは15.5×10-5になるかと思います。これは,普通コンクリートにおいての(自己収縮がある程度小さい場合の)収縮全般を含む値と理解してます。
一方, (解3.2.6)における式により乾燥収縮,自己収縮を足し合せる場合の乾燥収縮を算出します。RH,V/S,Wは同じ値を用いてα(11:普通コンクリート),f’c(28)を50(N/mm2), to=1とした場合,η=0.006,ε’dsρ=445.22×10-6となり乾燥収縮の最終値ε’ds∞は442.47×10-6となります。この値は比較的(解3.2.3)による算出値が自己収縮が小さく乾燥収縮が大半を占める場合とすれば同等なるはずと考えていましたが,かなり大きく異なりました。何か私が考え違いをしているか教えていただきたいのです。よろしくお願いします。

昭和40年代の国道地下道のコンクリート強度について

昭和40年代の国道における現場打ちボックスカルバートの横断地下道といってもいろいろな条件により材料選定も変わってくるとは思われますが、一般的に使用されていたコンクリート強度もしくは条件によって決められていた設計強度がありましたら教えてください。今後の補修工事に生かしていきたいと思います。