
当方では、横変位拘束構造の設計を行っております。構造形式は、鉄筋コンクリート(RC)造および鋼製構造のいずれの場合も、アンカーボルトを既設下部工に打設するため、橋軸直角方向における支承縁端距離 S の確保が不可欠となります。
私の認識では、支承縁端距離 S は、橋座面の側面端部から最も近いアンカーボルトを基準に確保すべきと考えております。
しかし、発注者からは「既設橋梁の耐震補強工法事例集(平成17年4月 海洋架橋・橋梁調査会)」の図3.2.10(落橋防止壁の配筋)において、引張側鉄筋から支承縁端距離を確保する設計例が示されているため、今回の横変位拘束構造においても同様の考え方が適用可能ではないかとのご意見をいただいております。
海洋架橋の設計例は正しいのでしょうか。
初歩的な質問で恐縮ですが、ご意見をいただけますと幸いです。