
初歩的な質問で申し訳ありませんが、知見のある方、ご意見を賜りたく存じます。
上部工が単純鋼桁で構成され、上部にコンクリート床版があり、その上が路面になっているごく一般的な道路橋渡河部の歩行者等の避雷対策についてお聞きします。
上部がアーチや吊橋、斜張橋などの形式の橋では、おそらく落雷する場所は鋼部材の頂部となる確率が高いと思います。
ごく一般的な鋼単純鋼桁橋の場合、橋面には高欄ぐらいしかありません。そのような橋で、照明ポール(H=10m程度)は橋上の歩行者や自転車にとって、避雷針的な役割を果たすことはあるのでしょうか。
それとも照明ポールがあっても、雷にとっては全く無意味で、橋の上で被雷することもあるのでしょうか。
また、照明ポールを建てない場合は、歩行者や自転車からみて、上部には何もない状態になると思いますが、その場合は、歩行者等に落雷する危険は増すのでしょうか。
例えば東京ゲートブリッジは、雷注意報が出れば上部の歩道は必ず通行止めになりますが、これは高さ的にも落雷の危険性がかなり高いからだと思います。
地上高が10mに満たないが、河川上の橋なので、周囲には何も建造物のない橋の場合でも、特段避雷針などは設けられていませんが、歩行者や自転車の安全性は特段考慮しなくてもよいのでしょうか。
よろしくお願い致します。
コメント
#9468 Re: 路面上部にアーチや吊材等の全くない橋梁の歩行者等の被雷対策について
投稿者より追伸です。 橋は大きな河川上の橋で、橋長は150~200m程度とお考え下さい。堤防で挟まれ、前後区間沿道は低層建物で、高い建築物、構築物はありません。
#9469 Re: 路面上部にアーチや吊材等の全くない橋梁の歩行者等の被雷対策について
ここでの解答が参考になるのではないでしょうか。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1315663318?__…
#9472 Re: 路面上部にアーチや吊材等の全くない橋梁の歩行者等の被雷対策について
返信有難うございます。Y知恵袋でのQ&Aですがかなり詳細に回答されていますね。私は検索で見つけられませんでしたので、大変助かりました。有難うございます。
※引き続き、”このように運用している”、”特に考慮していない”、あるいは個人の意見でも構いませんので、参考となる情報ございましたらお寄せ下さい。
#10030 Re: 路面上部にアーチや吊材等の全くない橋梁の歩行者等の被雷対策について
今回、高速道路の新設橋梁の落雷対策をする事になり、参考になるものはないかと探していて、このご質問に行き当たりましたので、私の知りうる範囲でお答えいたします。
結論から申しますと、橋梁部で人と自転車とバイクに関しましては落雷保護対策は必要です。
対策といたしましては、橋梁の鉄骨と照明用ポール等を確実に接地して、落雷時の受雷部としての機能を持たせて避雷針替わりにする、今のところこれしかありませんが、これとて充分ではなく、避雷針の保護範囲と言うのは、雷が真上から落ちてきた場合の保護範囲で、斜めから来る雷は防げませんので、保護範囲内でも3割以上落雷はありますので橋梁部等を避雷針代わりにしても、通行者に直撃雷が発生することはあり、万全ではありません。
更に、落雷時に流れる電撃流は40KA前後が多いのですが、最近90KAの電撃流も観測されていて、地球温暖化のせいか、雷のパワーが増してきております、それで落雷時に橋の表面を流れる逆電流(特に降雨時は地表の電流は流れやすい)が大きく、自転車のタイヤや人の靴などの絶縁物が地表との間にあるとしても、降雨時はタイヤや靴や靴下等が濡れている場合が多いので、電流が流れやすく落雷時は非常に危険です。
雷鳴が轟く降雨時は、橋を渡らない事しか対策はありません、回答になっていなくて済みません。