キックオフシンポジウム「リスク評価に基づく道路構造物・ネットワークの耐震設計に向けて」のご案内

 地震工学委員会耐震基準小委員会内に「経済性照査WG」が設置され,平成16年度−19年度の3ヶ年にわたって活動を続けてきました.本WGは,道路構造物の耐震性設計におけるレベル1及びレベル2地震動という2種類の設計外力を用いた設計における考え方を「安全性照査」及び「経済性照査」という概念を用いることでより合理的な設計を行うための技術開発及び設計プロセスデザインを意図したものであり,土木計画学研究委員会からも数名の委員が参加することにより,地震工学と土木計画学の垣根を越えた新しい設計プロセスについての詳細な検討がなされました.3年間の成果は平成20年3月に土木学会地震工学委員会から「経済性照査に基づく新しい耐震設計法の実施に向けての検討−経済性照査ワーキング活動報告書−」として刊行されています.その結果,道路ネットワークの耐震性に関する計画立案の必要性,道路ネットワークの耐震性能を与件とした道路構造物の耐震設計法の確立などが焦眉の課題であることが明らかとなりました.このような残された課題を解決するため,地震工学委員会と土木計画学委員会で合同小委員会を設立することを含めて,今後の研究体制を模索しているところです.
 本シンポジウムでは,経済性照査WGの活動報告を行い,今後の課題について議論を深め,地震工学と土木計画学の更なる連携体制の確立を目指したいと考えております.皆様におかれましては、ご多用中誠に恐縮ではございますが、ご参加賜り今後の連携研究の発展にご協力頂くよう,お願い申し上げます.

  記

開催日時: 平成21年1月26日(月)13時00分〜17時15分
開催場所: (社)土木学会 講堂 http://www.jsce.or.jp/contact/map.shtml
主 催: 土木学会地震工学委員会(耐震基準小委員会)
協 力: 土木計画学研究委員会
参加費: 無料
資 料:下のURLのファイルをWG活動報告に用います(当日配布は行いません).
http://www.jsce.or.jp/committee/eec2/taishin/keizaisei-wg/keizaisei-wg-report.pdf
プログラム:
13:00〜13:40 趣旨説明:
  なぜいま地震工学委員会と土木計画学委員会の連携が必要か? 多々納裕一(京都大学)
  道路政策担当者から見た両委員会連携への期待 小路泰広(国土技術政策総合研究所)
13:40〜15:30  第1部 経済性照査WG活動報告
  経済性照査導入の背景 澤田純男(京都大学)

            入力地震動の評価法  安中 正(東電設計)

            構造物の損傷評価   中村 晋(日本大学)

            LCC分析の方法    朝倉康夫(神戸大学)
15:45〜17:15 第2部 パネル討論会「地震工学と土木計画学の更なる連携を目指して」

            コーディネータ: 多々納裕一・京都大学

            パネリスト 澤田純男(京都大学)

                                                安中 正(東電設計)

                                                中村 晋(日本大学)

                                                石川 裕(清水建設)

                                                朝倉康夫(神戸大学)

                                                小路泰広(国土技術政策総合研究所)

地震防災研修ならびに教育に対する「講師登録」のお願い

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地震工学委員会防災企画推進小委員会(委員長:後藤洋三)は,地震と防災に関する
知見を社会に広く普及させることを目的として,2008年4月から活動を行っています.

1.地域住民,企業,自治体等に対する地震防災に関する研修会,講習会の企画と講師派遣
2.学校での地震防災教育に対する支援活動
3.企業・自治体などにおける地震防災計画の企画支援
4.地震防災に関わる研究成果の実務への橋渡し支援
5.地域防災計画や地震防災技術の評価の支援
6.開発途上国における地震防災技術普及の支援
7.防災教育メニューとマニュアルの整備,事例集,小道具・教材の整備

 対象とする方々は,お子様からお年寄りまで,またPTA,町内会,消防団などの集まり
からNPO,自治体,企業の集まりまでです.また教育の手伝いであれば小学校から大学
まで,防災に関わることであれば何でも相談に乗っていくというスタンスです.
 講師派遣は,原則ボランティアとして対応いたしますが,交通費などの実費は,派遣先に
負担して頂くことを基本としております. 
 この活動にご賛同頂き,下記のサイトに従って必要事項をご記入頂き、講師登録をして頂く
ようにお願い申し上げます.

[登録方法] 防災企画推進小委員会ウェブサイト「講師登録」ページ
      (http://www.cvl.gunma-ct.ac.jp/~mikami/drpp/3_registration.html)
      をご覧下さい.

「地震と防災に関する勉強会,研修会,イベントをお手伝いします」

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 土木学会地震工学委員会防災企画推進小委員会は,ご専門でない方が地震と防災を
勉強される際や,防災のための教育・訓練などを企画する際にご相談に乗り,講師を
派遣してその実施をお手伝いします.

[対象] お子様からお年寄りまで,PTA,町内会,消防団などの集まりからNPO,
     自治体,企業などの集まりまで,学校であれば小学校から大学まで.
[内容] 防災ゲームや防災マップ作り、地震と防災に関する勉強会や講演会,
     防災イベント,BCP研修などの企画案のご紹介と講師の派遣.
[講師] ご要望に応じて関連の学協会やNPOの中から適任者を選定し,派遣します.
[費用] 原則ボランティアとして対応しますが,交通費などの実費は負担して頂く
     ことを基本とします.
[詳細] ウェブサイト(http://www.cvl.gunma-ct.ac.jp/~mikami/drpp/)をご覧下さい.

ダム下流河川の水位上昇量について

ダムの下流河道で水位上昇量を検討する場合、「ダム放流警報システム計画・設計指針(案)、昭和62年3月制定」を参考にされているかと思います。その際に水位上昇量の目安となる値は『30分間に30cm〜50cmの水位上昇』(通常、30分間に30cmの水位上昇。)ですが、この数字が設定された背景・根拠の情報をお持ちの方がございましたらお教え頂きたく思います。
私のイメージでは、「人が河川内から河岸まで上がるのに約30分要し、そのとき30cm程度の水位上昇であればなんとか水の中を歩ける」あるいは「放流警報準備に30分を要し、そのとき30cm程度の水位上昇であればなんとか水の中を歩ける」かと考えております。
以上よろしくお願いします。

吹付法枠と現場打ち法枠の使い分け

グランドアンカー付き吹付法枠と現場打ち法枠の使い分けで、明快に説明してある文献はありますか。
道路土工−のり面工・斜面安定工指針 などでは、フローチャートで同じ欄に入っています。
型枠の設置の適否やコンクリート打設方法などの施工性の問題で使い分けると思いますが、基準書に書いてあると説明しやすいです。
部材断面も現場打ち枠では高強度のコンクリート(24N/mm2)等が使え、断面が小さくなる可能性もあります。

また、吹付枠のコンクリート(モルタル)の設計基準強度は、15N/mm2か18N/mm2のどちらが主流ですか。

以上 2点について指南願います。

彩の国市民科学オープンフォーラム−首都圏直下地震による埼玉県の被害と防災−

“彩の国”市民科学オープンフォーラム−首都圏直下地震による埼玉県の被害と防災−
日 時:2009年1月15日(木)14:00〜17:00
場 所:大宮ソニックシティビル4階 市民ホール
参加費:無料
主 催:埼玉大学地圏科学研究センター

話題提供
・平成19年度埼玉県地震被害想定調査について (埼玉大学教授 川上英二) 
・地震に強い家と耐震補強 (慶應義塾大学教授 坂本 功)
・埼玉県の地盤と地震被害 (関東学院大学教授 若松加寿江)
パネルディスカッション
詳細:http://www.saitama-u.ac.jp/gris/PDF/OpenForum-8th.pdf

DRHコンテンツへの投稿依頼

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土木学会の皆様

 防災科学技術研究所では、アジア各国の地域特性に配慮し現場への適用戦略を持つ防災科学技術を集積することを目的とした「アジア防災科学技術情報基盤の形成(DRH)」に関するプロジェクトを、国連国際防災戦略事務局(UN/ISDR)、京都大学等との連携の下に推進しています。

 12月末を目処として、DRHに登録するコンテンツの登録を受け付けております。DRHに登録してはどうかと思われるコンテンツがございましたら、下記URLをご参考にご検討いただきたくお願いします。

。○DRHへの追加登録について
 http://www.bosai.go.jp/news/oshirase/images/drh-001.pdf

○コンテンツ登録手順
 http://www.bosai.go.jp/news/oshirase/images/drh-003.pdf

○DRH(英語のデータベース+アルファです)
 http://drh.edm.bosai.go.jp/

○ご参考: DRHアジアへの登録のメリット
 1)国際的なネットワーク(DRHは、国連国際防災戦略事務局(UN/ISDR)を始めとする国際的な防災機関等とリンクする予定)に乗り、各国の政策担当者や実務者等がこれにアクセスすることにより、当該技術が世界中で活用されることが期待されます。
 2)国連防災世界会議を契機とする本プロジェクトの政策課題としての位置づけから、APEC産業科学技術WG、ASEAN+3(日中韓)科学技術委員会などの政府間会合でも
報告が行われます

平成20年度京都大学防災研究所共同研究「台風研究会」のご案内

平成20年度京都大学防災研究所一般共同利用研究集会(20K−06)
「台風災害を防ぐ −気象学・風工学・土木学・災害情報学の間に橋を架ける−」
(通称:「台風研究会」)開催案内

 台風は最も激しい気象擾乱であり、顕著な災害をもたらします。台風被害の低減のためには、台風の観測・予報精度の向上だけでなく、それと連動した避難誘導の的確な実施や、構造物の耐風・耐水性能の強化等が求められています。この期待に応えるには、理学や工学の枠を越えた学際的な「台風防災学」が必要となります。本研究集会は、諸学問に携わる研究者・技術者が知見を持ち寄り、議論を行うことで、台風防災学構築への一里塚とすることを目的としています。

日時:2008年12月17日(水)13:30−17:30

                                            18日(木) 9:30−12:40
場所:京都大学宇治キャンパス生存圏研究所木質ホール3階セミナー室※
(JR奈良線黄檗駅または京阪宇治線黄檗駅下車、徒歩約10 分)

詳しいプログラムは、
 http://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/web_j/contents/event_text/20081217-18v2.pdf
をご覧下さい。

※宇治キャンパス南門よりお進みください。アクセス・キャンパス内地図は
 http://www.uji.kyoto-u.ac.jp/00gaiyo/access.html
をご覧ください。

愛知県若手研究者奨励事業 第3回「わかしゃち奨励賞」全国提案募集

愛知県では、全国の若手研究者より将来「社会や産業に大きな貢献」が見込める新たな研究テーマを募集しています。

■第3回愛知県若手研究者奨励事業「わかしゃち奨励賞」募集要項

対 象:日本国内に在住する2008年4月1日現在35歳未満の大学院生(博士後期課程)もしくは修了者で、大学または企業・団体等の正規常勤職員として雇用されていない方。

テーマ:「暮らし」に寄与する研究テーマ(防災技術・耐震化技術・住生活の改善等)

表 彰:最優秀賞(1件):賞状・賞金(40万円)・副賞
優秀賞 (4件):賞状・賞金(15万円)・副賞

応募方法: 所定の様式(http://www.pref.aichi.jp/shin-san/kagaku/nurture/pd/
からダウンロード)に記入して書類送付先までお送り下さい。なお、事前登録(11月17日締切り)をお送りいただいた方には、応募様式一式と前年度優秀論文集をお送りします。

応募締切日: 2008年11月25日(必着)です。

推薦書類送付先: 〒460-8501 名古屋市中区三の丸3-1-2
愛知県産業労働部新産業課科学技術推進室 わかしゃち奨励賞係

詳しくは愛知県「わかしゃち奨励賞」WEBページをご覧ください。
http://www.pref.aichi.jp/shin-san/kagaku/nurture/pd/

「原子力発電所の地震安全問題に関する調査委員会」の委員公募について

日本地震工学会(JAEE)では、平成19年7月の新潟県中越沖地震を踏まえ、原子力発電所トータルとしての安全確保をどのように行っていくべきかを検討するため、標記調査委員会の委員を公募しています。

詳細につきましては、日本地震工学会ホームページ(http://www.jaee.gr.jp/contribution/con05/con05_r04.pdf)をご覧下さい。