
用地買収範囲において、切土部の法肩の余裕幅は、近畿地整の設計便覧によれば、
切土高(H)/ 余裕幅((W)
0~5m/0.5~1.0m
5~10m/1.0~3.0m
10~20m/3.0~5.0m
20m以上/5.0m以上
となっています。
擁壁や法面工があるが場合の切土高(H)の取り方に疑問があります。
近畿地整の設計便覧の図を見ると、擁壁がある場合、擁壁天端から切土法肩までの高さを切土高としています。
擁壁の上部に法枠工がある場合、切土高は、法枠の天端からの切土高か、法枠は無視して擁壁天端から上部の切土高かがわかりません。
個人的には、切土完了時(構造物着手前)の法肩崩壊を考慮していると考え、基本的には構造物着手前の切土高で判断すべきと思いますが、いかがでしょうか?