張り出し部材のたわみ制限値について

はじめまして。
実務で、床版から鋼板を張り出すことで道路幅員を拡幅するような構造部材の設計を依頼されました。

こうした片持ちの張り出し部分のたわみについて、道路橋示方書や各種設計要領において、
明確に「たわみ量の制限値」が規定されているのかを調べているのですが、示方書本体では見つけられず、困っています。

設計基準や設計例がどの資料・どの章・どのページなどに記載されているのか、ご存じの方がいらっしゃれば教えていただけないでしょうか。

お手数ですが、ご教示いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

コメント

#10083

早速のご回答ありがとうございました。

大変恐れ入りますが、橋梁設計初心者のため、
H29道示Ⅱ(鋼橋編)P41のたわみの制限値について、もう少しだけ教えていただけないでしょうか

設計中の張り出し部材は、張り出し長さが1m程度の物なのですが、この表の制限値は主に桁のたわみを想定したものだと理解しています。
こうした短い張り出し部分にも、そのままこの表の値を適用してよいものなのでしょうか?

もし適用できる場合は、
L=10m以下の鋼桁、ゲルバー桁の片持ち部として考え、
たわみの制限値は L/1200 (L=張り出し長さ)
と解釈して進めても問題ないでしょうか?

お忙しいところ恐れ入りますが、ご教示いただけますと大変助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。

#10087

質問者です。
ご返信いただき、ありがとうございます。

張り出し部のたわみ量については、必ず照査しなければならないと示方書等で定められているわけではない、ということですね。

素人考えですが、張り出し部分を車両や歩行者が通行する場合、
たわみ量が大きいと使用感として違和感が出たり
舗装のひび割れなどの原因になるのではないでしょうか。

そのため、実務的に全く照査しないのか、それとも一応目安値で確認するのかをご教授いただけないでしょうか。

また、道路橋示方書以外に、このような張り出し部分のたわみ量に関する設計基準やガイドラインがあれば、
差し支えない範囲で構いませんので教えていただけないでしょうか。

お忙しいところ恐れ入りますが、もう少しだけご教示いただけますと幸いです。

#10088

床版のたわみによる走行性や舗装のひび割れは
最小床版厚や構造細目を確保することで担保されていると考えています。
私は照査したことはありません。電算でも出ない、、、はず。

よって他に基準があるかは知りません。

どういう構造で拡幅するか分かりませんが、一度計算してみてはどうでしょうか?
1~2mmのたわみ量では何も影響ないと思いますよ。

#10089

ご返信ありがとうございました。
経験者の方が「照査したことがない」とおっしゃるのであれば、やはり必須の照査ではなさそうだと分かり、参考になりました。
計算書の作成方法について悩んでいたのですが、たわみの項目については作成の必要はなさそうですね。
ただ、社内的には念のためたわみの計算はしておこうと思います。
ご丁寧に教えていただき、ありがとうございました。