「複合構造物の性能照査指針(案)」

最近,鋼・コンクリート複合構造物の建設事例が益々増加しています.建設コスト縮減を目的とした合理化構造への取り組みですが,新形式も多く,設計においては種々の検討を加えながら行われているのが現状です.

    土木学会からは,これまでコンクリート委員会および鋼構造委員会からそれぞれ2つの設計指針が出版されていました.両者は,いずれも限界状態設計法に基づいて作られていますが,適用の範囲に違いが見られると同時に,規定においてもいくつか相違があり,適用する上で戸惑いを与えていました.連合小委員会では,両者の整合および統一を図ることを目指して本指針を作成しました.設計体系としては新設計法として導入されつつある性能照査型設計法に基づいています.内容的にはまだ不十分な面もありますが,最新の調査・研究成果も加えていますので,本書のご一読をお勧めします.
■編集:鋼・コンクリート合成構造連合小委員会(委員長:三浦 尚)
■平成14年10月発行,A4判,273ページ(一部カラー),並製本
■定価:2,730円(本体2,600円+税)
■会員特価:2,460円 
■送料:470円

2002年版 全国土木系 教官・教員名簿 

2002年版 全国土木系 教官・教員名簿 [大学・短大・高専]

 平成14年6月時点での最新版名簿.全国の大学,短期大学,工業高等専門学校の土木系(環境,開発,海洋,農業,建築等の一部を含む)教官・教員の職名,専門分野,卒業年次,電話番号,FAX,E-mailアドレス,ホームページアドレス等を見やすい一覧表にして掲載しています.
 氏名・職名・学位・専門についてはすべて英文を併記しておりますので,海外の利用者にも使いやすい名簿になっています.

■編集:出版委員会
■平成14年9月発行,A4判,217ページ,並製本
■定価:2,100円(本体2,000円+税)
■会員特価:1,890円 
■送料:450円

詳細は、http://www.jsce.or.jp/publication/index.html まで

山岳トンネル覆工の現状と対策

 長いトンネルの歴史の中で平成11年に発生した覆工コンクリートの剥落事故は,山岳トンネル覆工について再検討する契機となりました.
 このような背景のもと,山岳トンネルの覆工コンクリートの役割,必要な品質,それらを満足させうる施工法,さらに矢板工法で施工された既設のトンネルも含めた点検,調査,変状の実状の調査,補強・補修について,各機関のマニュアル等で示されている技術の集約も含めて検討した結果が,トンネル・ライブラリー第12号として出版されました.
 山岳トンネルの覆工の現状を理解し,今後の質の高い覆工の施工や維持管理のためにも,本書のご一読をお勧めいたします.

■編集:トンネル工学委員会 技術小委員会
    山岳トンネル覆工検討部会(部会長:西村 和夫)

■平成14年9月発行,A4判,189ページ(一部カラー印刷),並製本
■定価:2,520円(本体2,400円+税)
■会員特価:2,170円 
■送料:470円

詳細は、http://www.jsce.or.jp/publication/index.html まで。