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とても良い質問です!
「流下時間が長いと降雨量が少なくなるのが理解できない」というのは、確かに直感と反する部分がありますね。
やさしく、順を追って説明します。
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### ■ まずは用語の整理
雨水排水計画でよく出てくる言葉を確認します。
* **流達時間(t)**:ある地点に雨水が集まってくるまでにかかる時間。
→ 流入時間(屋根や道路に落ちて水になるまで)+ 流下時間(側溝や管路を流れていく時間)
* **降雨強度式**(例:アイソヒエタル曲線、式:I = A / (t + B)^nなど)
→ 時間 **t** における、単位時間あたりの降雨量(mm/h)を計算する式。
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### ■ なぜ流下時間が長くなると降雨強度(→降雨量)が小さくなるの?
ポイントは以下のとおりです:
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### 💡 1. 降雨強度式は「ある継続時間tの雨の平均的な強さ」を表す
* tが短い(=短時間の集中豪雨)と、**雨は強い**(mm/hが高い)
* tが長い(=長時間の降雨)と、**雨は弱まる**(mm/hが低くなる)
#### たとえば:
| 継続時間 (t) | 降雨強度 I (mm/h) |
| -------- | ------------- |
| 10分 | 100 mm/h |
| 60分 | 30 mm/h |
これは自然界での一般的な傾向です。
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### 💡 2. 流下時間が長くなると、考える「t」が長くなる
* 雨水が排水系統を通って集まるのに時間がかかるほど、「何分間の雨を考えればよいか」というtが長くなります。
* tが長くなれば、上のように**雨の強さ(降雨強度)が下がる**ので、計算される**流出量(=降雨強度×流域面積)も減る**。
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### 💡 3. でも実際は「量」が減っているわけではない
* 降雨強度は「平均的な強さ」であって、降水量(mm)は「強さ × 時間」です。
* 時間が長くなることで強さは下がるけれど、「トータルの雨の量」が必ず減るわけではありません。
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### ■ まとめ(やさしいイメージ)
たとえるなら:
バケツに水をためるとき、**短時間でドバドバ**注ぐとバケツはすぐにいっぱいになります(=流出量が多い)。
でも、**時間をかけてチョロチョロ**注ぐなら、水の出は少ないけれど、トータルでは同じくらいたまるかもしれません。
排水計画では「ドバドバ」の瞬間(ピーク)を重視します。
だから「時間が長くなる → チョロチョロになる → ピークが小さくなる」という考え方になります。
by ChatGPT